奥鬼怒川にある「家康の里」

奥鬼怒川「家康の里」で見た人気宿の秘密

普段、お正月は実家に帰るだけで忙しくて旅行なんて行かないのですが、今年は近場ですが頑張って旅行に行ってきました。

 

これが海外リゾートとかなら響きも良いのですが、お金もかかるし、自分の性格的にも合わないと思うので、たぶん今後もないでしょうね。

 

どこに行って来たの?

というと「鬼怒川」なんです。

 

鬼怒川というと、「おっおぅ・・」みたいな反応をされてしまうこともありますが、正確に言うと鬼怒川駅からバスに乗って1時間のところにある「家康の里」に行ってきました。

 

家康の里

 

奥鬼怒川の少し手前のところにあります。

 

「奥鬼怒」はテレビなどでも秘境のような温泉が紹介されているみたいで、僕たちが乗ったバスも満席。帰りも満席。

 

あまりの人気に「奥鬼怒も次回行ってみよう!」と思いましたが、今回行った「家康の里」も相当に良かったです。

 

僕たちが泊まった大野屋さんという宿も、楽天の口コミで☆が5点満点に近い4.9点とか!

 

実際、夕食の料理が本当に楽しかったし宿泊料も安かったので、かなり満足度が高かったのですが、「本当にこの値段でやっていけるの?」という疑問も感じていました。

 

まぁ理由を探そうと思えば、

  • 昔からの土地持ちかも
  • 田舎だからね
  • 家族経営っぽいよね

とか色々考えられますが、何とその裏側には「面白い仕組み」が隠されていたのです!

 

家康の里とは?

そもそも「家康の里」の家康って何よっ!
ですよね。

 

これはご想像通りに、あの「徳川家康」の家康のことです。

 

徳川家康の御神体は、日光東照宮に祀られていると誰もが思っていると思いますが、「家康の里」にある栗山東照宮に本物があるという説もあるのです。

 

徳川家康公から始まった江戸時代が終わり、明治時代になった初期の頃。
戊辰戦争というものが国内で起こりました。

 

これは明治政府が、旧幕府軍を徹底的に叩く為の戦争だったわけですが、その時に日光東照宮にあった家康公の御神体もピンチになったそうなのです。

 

それで、せめて御神体だけは守らなければと脱出作戦を画策して、二転三転していくうちに、今の家康の里がある「野門」という地に隠された。

 

というような流れみたいですね。下記ページが参考になりました。
どうして栗山に「東照宮」があるのか? 栗山東照宮 野門地区

 

この話が本当かどうか?
それはわかりませんが、もし本当だとしても、相手は世界遺産の日光東照宮です。

 

もし正統性が認められれば、世界にも伝わるような面白いニュースになるでしょうね。

 

ただ、本当かどうかというよりも、この伝説的な話を、神秘的に楽しむ方がお客さんにとってはワクワク感があるような気がします。

 

この家康の里の一角には宿が何軒かあって、僕たちが泊まってきたのは、既に紹介したように「大野屋さん」だったのですが、本当に夕食の料理が最高でした。

 

大野屋

 

この地に徳川家康が眠っているかもしれないというブランドと、料理で楽しませるというコンテンツ。
「家康の里」は、この2つが程よくあわさった穴場の宿泊地だと思います。

 

って、それが「人気激安宿の秘密」じゃないですよ、、まだですよ。それは最後の方に・・・

 

それで、その料理とは・・・

 

囲炉裏で串焼き!自家製のお酒も飲み放題

大野屋さんのセールスポイントは、何と言っても囲炉裏を囲んで食べられる料理です!

 

いろり

 

  • 囲炉裏を囲んで食べる串焼き
  • 自家製ビールやどぶろくなどのお酒が飲み放題

これだけで行く価値があるお宿だと思います。
たぶん外国人の方も喜ぶ場所なんじゃないかなぁと思いました。

 

ちなみに、他の部分は普通です。

  • 部屋
  • お風呂
  • 朝食

には期待しないでいきましょう。

 

それでは、もう少しメインの囲炉裏を囲んで食べる夕食について紹介していきます!

 

食べ物

夕食を食べる部屋に通されて「ふすま」を開けた時はこんな感じ。

 

部屋の雰囲気

 

すごく素敵な感じですよね。
隣の部屋は見えないですけど、小さな子どもが興奮してました。

 

カップル・夫婦だけではなく家族でも楽しめそうです。

 

それで囲炉裏に刺さっているのは「串焼き」

  • 野鳥
  • 鳥串
  • スペアリブ
  • 板台餅
  • 岩魚(いわな)の塩焼き
  • 山椒魚(さんしょううお)
  • 味噌べら
  • 竹酒(たけざけ)

 

山椒魚なんて珍味ですよね。
鳥肉も鮎かと思っていた魚も美味しかったな。

 

この時点で、かなりお腹イッパイなのですが、

  • 鹿刺し
  • 鴨鍋(カモ鍋)
  • 手打ちそば

が出てきて、かなりギブアップ状態。
あぁでも、お腹空かせて、もう一度食べにいきたいです。

 

食べ物だけじゃありません。
大野屋さんは、出てくるお酒も印象的!僕はこういうの初めてでした。

 

お酒も飲み放題

とりあえず、出てきたお酒の種類は5種類もありました!

  • 梅酒(食前酒)
  • 自家製の地ビール(飲み放題)
  • 自家製のどぶろく(飲み放題)
  • 自家製の甘酒(飲み放題)
  • 竹酒(串焼きと一緒に刺さっている)

ビールとどぶろくが飲み放題!
宿代の安さを考えると、もう信じられませんね。

 

本当に充実した夕食になりました。

 

宿泊料金は?

お一人でいくらだと思いますか?

 

鬼怒川駅前だと、いくら寂れてきているとはいえ一人安くて1万円。
普通は1万2千円くらいしますよね。

 

ですが、大野屋さんはこんな面白い夕食のコンテンツを用意しておいて8400円です。

 

何でこんなに安いんでしょうね。

  • 自家製だから?
  • 田舎だから?
  • 土地代がかからないから?

どれも当てはまると思いますが、要点は押さえていないような気がしますよね。

 

僕もボンヤリ「不思議だなぁ」と思いつつ、旅行から帰って「家康の里の由来」などを調べていました。

 

その時、偶然に「大野屋の低コストを実現しているであろう仕組み」発見してしまったのです。

 

たぶんこんな仕組み

↑の画像によると、家康の里には9軒の民宿が集まっていて、調べてみたらその内3軒が楽天トラベルから予約ができるようになっています。

  • 大野屋
  • 一乃屋
  • 福冨士

9軒のうち、ホームページを見たこの3軒しか調べていませんが、全て同じ仕組みになっていました。

 

つまり、

  • 囲炉裏を囲んでの串焼き
  • 自家製のビールやどぶろくの飲み放題

串焼きの内容まで同じなので、おそらく仕入れを同じにしているのだと思います。
もしかしたら、同じ一族の方なのかもしれませんね。

 

これは本当に素晴らしい仕組みだと思いました。

よくあるのは、大量生産品を、さらに一括で仕入れて極限までコストを下げる方法ですよね。
例えば、100円ショップやコンビニ、各種チェーン店は、この仕組みが基本だと思います。

 

でも、宿でこれをやられてしまったらどうでしょうか?

 

「ありきたりの夕食を大量に安く仕入れて提供しているので、宿泊料金が安いのが魅力!」
ビジネスホテルだったら良いですけど、リラックスして泊まる時には使いたくないですよね。

 

実際、観光地などの安く泊まれるビジネスホテルのケースで、コストを下げる目的だけのために、近場に数店舗集めていることがありますよね。

 

ホテルの名前は違うのですが、夕食や朝食の内容、価格帯、ホームページの作り方同じなので、調べるとすぐにわかります。

 

ですが、こういったケースの場合、普通そこに価格以外で差別化できる点はないのです。

 

大野屋さんのスゴイところは、夕食のコンテンツにオリジナリティがあって差別化できていながら、裏で仕入れのコストを下げる仕組み化もできているというところです。

 

価格以外のところでも、利用者を満足させることができている点が素晴らしいですよね。
この両方ができている企業って、ユニクロとか数えるくらいしかないのではないでしょうか。

 

宿の前からは山が綺麗に見えました。

 

冬は雪がものすごく積もりますし、メイン道路から家康の里に入る時に坂道がありますので、お車の方はお気をつけて。

 

鬼怒川駅前からバスが出ていますので、そちらで安全に行くのがお勧めです。

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